建築 × 写真 ここのみに在る光: TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

In 1827, French inventor Joseph Nicephore Niepce (1765-1833), who is recognized as a pioneer of photography, took the world’s oldest photograph from a camera when he documented a building he saw through a window. Architecture has been a subject for photographers ever since.

This exhibition traces the history of architectural photography through an exploration of works by photographers from Japan and abroad. Photos on display include works from the late 1820s when the medium was first invented, to newer works by contemporary photographers.

Yoshio Watanabe's 'Northwest view of the Main Sanctuary, Naiku' (1953) from the series 'Ise Grand Shrine'
Yoshio Watanabe's 'Northwest view of the Main Sanctuary, Naiku' (1953) from the series 'Ise Grand Shrine' © TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
  • 開催期間:2018年11月10日(土)~2019年1月27日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(ただし、12月24日(月・振休)および1月14日(月・祝)は開館し、12月25日(火)と1月15日(火)は休館)、 年末年始12月29日(土)から1月1日(火・祝)は休館
  • 料金:一般 600(480)円/学生 500(400)円/中高生・65歳以上 400(320)円 ※ ( )は20名以上団体、当館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引(ご利用案内をご参照ください)/ 小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料/当館年間パスポートご提示者無料(同伴の方1名様まで無料)※1月2日(水)は観覧無料、3日(木)は2割引

現存する最も古い写真は1827年頃にジョセフ・ニセフォール・ニエプスによって撮影された、窓から見える「たてもの」の一角でした。写真と建築の関係は写真の黎明期の時代から密接にかかわっています。初期の写真技術では人や動物といった動くものは、撮影することが難しかったために、動かない建築は格好の被写体となったのです。また19世紀末は都市開発が進み、街の変貌が著しい時期でした。過去の建築や出来たばかりの建築を記録するために、写真という新しい技術が盛んに使用されました。そして現在にいたるまで、多くの建築が撮影されています。 
本展では東京都写真美術館のコレクションを中心として、さまざまな建築を捉えた写真を展示します。写真が発明された頃からどのような建築が写されてきたのか、そして現代の写真家がどのように建築を捉えてきたのかを紹介します。その中には、今ではすでに存在しないものや、実際に見ることが困難なものも少なくありません。写真家が建築を撮るときに感じた光を追体験していただけることでしょう。

コレクションによる建築写真の歴史 
当館のコレクションより、建築を捉えたダゲレオタイプなどの初期写真から20世紀初頭までの写真を展示する。